良電社の歴史

良電社の歴史昭和21年、良電社の前身となる坂内電光社を設立。
先代である坂内良雄が兄と妻の3人で市内新町1丁目にて商売をスタートしました。

昭和18年、戦時中だった当時、現会長は市内の軍需工場で働いていました。
その間に取得した電気工事士の資格は当時持っている者が稀でした。
商売を始めた当時は家電販売が中心でしたが、
配線工事も請け負いながら徐々に仕事を増やしていきました。
東京の秋葉原まで片道7時間かけて電線などの材料を夫婦で仕入れに行くこともありました。

昭和24年、現社長である隆が誕生。翌年、一緒にやってきた兄と別れ、独立します。

国内は高度成長を迎え、建設業界は一気に忙しくなります。

初めて鉄筋コンクリートの建物を工事したのは昭和28年。
前の長岡消防署の庁舎でした。

昭和30年代前半、ラジオが飛ぶように売れ、大勢の人が店頭のテレビ前に群がりました。
当時のテレビ電波は長野から受けるため、アンテナは長い竹竿の先につけたものです。

昭和34年、会社を法人化。社員14名で株式会社良電社を設立。

昭和43年、社員がふえてきたこともあり、新社屋を現在の地に新築移転。

金の卵の時代、周辺町村からの新入社員のための寮がありました。
定時制高校に通わせながら仕事をしてもらった彼らの中には、現在重要な役職についている者もいます。

商売もうまく時代の流れに乗り、
昭和52年、新潟支店を開設。
平成元年、千葉事務所を開設。
平成6年、東京営業所を開設。
平成16年、陜西瑞特公路工程科技有限責任公司(中国西安)合弁会社を設立。
各地に拠点を開き、販路を築いてきました。

そして、現在も人材を育成しながら目標に向かってひたすら前進する企業、それが良電社です。


昭和21年 坂内電光社
昭和21年 坂内電光社
昭和43年 現在地に新築移転
昭和43年 現在地に新築移転
平成26年 現在
平成26年 現在

当時の事を知る社員にインタビュー

営業本部長 岩本 一男営業参与 岩本 一男 略歴

昭和42年3月~ 入社 工事部施工課配属
昭和45年4月~ 工事部工事課
昭和47年4月~ 関東方面統括
昭和53年4月~ 工事部工事課 課長
昭和58年4月~ 営業部 課長
昭和60年4月~ 営業部 本部長
令和 2年4月~ 営業部 参与
現在に至る

入社当時の様子や、現在までの良電社の
印象・雰囲気を教えてください

高度経済成長の真っ只中の1967年、工業高校を卒業し良電社に入社しました。
やはり技術・資材の進歩が激しく、
それらを一つ一つ覚えるので精一杯という日々でした。
先輩からは「技術は盗むもの、背中を見て学べ」とよく言われましたが、
質問した際は優しく丁寧に答えていただいたのを昨日のことのように思い出します。
 
休みになると、社員でトラックに相乗りして魚釣りに行ったり、
冬になれば大勢で宿泊スキーツアーに出かけたりしました。
忘新年会へは我々社員の家族も参加させてもらったり、
同僚という垣根を越えて皆が家族という温かな雰囲気がありました。
 
その後、会社の発展とともに社員も倍増し、出張仕事あり、休日仕事ありと、
当時のように一堂に会す機会は少なくなりましたが、
今年も社員旅行を2班に分けて行い、出来る限り全員が参加できるようにして、
社員同士の「絆」を大事にしている会社です。
そしてそれが日々の仕事・作業にチームワークとして存分に活かされており、
メリハリのついた大変良い雰囲気です。

長い経験の中で、最も印象に残っている
現場での思い出を教えてください

電気工事の現場は2つとして同じものはなく、それぞれに色んな思い出がありますが、
最も印象に残っているものとして『昭和57年 長岡警察署新築工事』を挙げます。
 
当社として、請負額が初めて1億円を超える官庁工事となり、また、新潟県内で
初めて外光を取り入れての照明制御が導入された現場に携わらせてもらいました。
当時の県の担当官に「設計意図や数量の変更以外は、設計図に依らなくても
現場に柔軟に合わせ、完成後の運用に適したものであれば自らで変更してよい」と
指示がありました。それまで培った最大限の技術と知識を活かし、
シーケンスを全て書き直した記憶があります。
 
経験豊かな先輩職長やスタッフに恵まれ、
大きな達成感があった現場として覚えています。

現在の良電社、そして今後の良電社の社員に
望んでいることはありますか?

当社は社員の離職率が大変低い会社です。
入社以来の勤続年数が40年を大きく超えて退社されたOBも多く、
それだけ居心地の良い会社であると思います。
また、先代と現社長の先見によって20年前から開拓した関東方面の販路が
現在では本社と肩を並べるほどの両輪となっています。
今後も首都圏は益々盛り上がると思うので、
このベースを大切にして進めれば良いと思っています。
 
これからは、いわゆる現代の若人のキャパシティを考慮し、自分だけでなく、
他者の守備範囲にまで心を配って、互いに協力して行くことが大切と思います。
担当している現場以外の現場へも目を配り、技術職の者は時に営業や経理を、
営業職の者は時に技術や経理へも協力ができるような、
全員がオールラウンドプレーヤーを目指してほしいと思います。
私もまだまだ若者に負けない気持ちで、
豊富な技術と積年の経験を次世代に継承してまいります。

良電社の未来

良電社の歴史近年エネルギーを取り巻く環境は大きく変化し、一番身近な電気エネルギーについても省電力化や
再生可能エネルギーの利用など、従来のエネルギー利用方法からの転換期を迎えています。

私たち良電社も電気という大切なエネルギーインフラに携わる企業として、
省エネルギー分野での事業に力をいれて参ります。

最新テクノロジーを取り入れ、地域社会・環境保全に貢献できる事業を継続するため、
創業以来続く「人材を育成する」文化に基づき、高度な専門知識と技術を持った社員を育て、
「良電社」というチームで様々な課題に挑戦して参ります。

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